パリへ行ってきた(2) サンクレール寺院~カフェ2ムーラン | ホタル舞う夜の空

パリへ行ってきた(2) サンクレール寺院~カフェ2ムーラン



アーティスト: サントラ
タイトル: アメリ

モンマルトルと言えば通りに面してずらっと軒を並べるセックスショップが有名だけど、
サン・クレール寺院という道路標示を見て、
早々に丘の方に曲がってしまったので、
そんな所を通らずにご機嫌なまま散歩を丘を登って行った。

9時ごろサンクレール寺院とその下の公園に到着。
小さなメリーゴーランドまで、映画に出てくるままの姿で、静かな朝の空気の中にまだ眠りから覚めきらないようにたたずんでいた。
Tempel
まばらだけど次々と訪れては寺院と公園をカメラに収め、確かめるように階段を上っていく人々と,
それを待ち受けている物売りたちが、これから日中大挙して訪れる観光客を予感させるようだった。

サンクレール寺院まで登り、ひと時階段に座ってパリの市街への展望を眺めた後、アメリのカフェのある通りの方角に歩いた。
知らない街を歩く時でもあまり地図は見ない。
大体の方角を見極めて適当に歩く。その方がその街の雰囲気を観察できるから。

だから当然迷う。

カフェ2ムーランのある通りは、下町の小さいけど活気のある商店街といった感じ。
映画のアメリが盲目の老人を助けて歩くシーンそのままで、生き生きと活気にあふれていた。

Hund

カフェは、日曜日の10時前だというのに、外の席がほぼ埋まっていた。
店の中はまだ空いていたけど。

Cafe2Moulin

DVDのオーディオコメントでジュネー監督が、実際にこのカフェの向かいに住んでいて、ここをいつも使っていたと言っていたけど、どのアパートメントかなあ、、、。

この通り、rue Lepicは登っていくと別の通りにぶつかるような形で左に折れてカーブしながらさらに丘を登っていく。
左に行かずに右へ歩いていくと、そこもまたとっても賑わいのある商店街が続いていた。
ちょっと高級そうなイタリア食材店やワイン専門店、雑貨屋やブティックとしゃれた感じのカフェやビストロが並んでいる。
下町というよりもいまどきのおしゃれな街角って雰囲気で、これも映画の影響だろうか?

ジュネー監督も、映画が大ヒットしたおかげでモンマルトル周辺の地価が急激に上がって家賃が値上がりしたとこぼしていたけど。