パリへ行ってきた(4) ポンヌフ~シテ島~芸術橋 | ホタル舞う夜の空

パリへ行ってきた(4) ポンヌフ~シテ島~芸術橋

アメリロケ地めぐりはとりあえず終了で、パリの中心部へ移動。

タイトル: ポンヌフの恋人〈無修正版〉

映画「ポンヌフの恋人」で舞台になったポンヌフに行った。

修復のために閉鎖していたポンヌフを舞台にするために、寸分違わぬ複製を作ったということはどこかで読んで知っていたが、実物を目にするとその発想に圧倒される。
一部を残してほぼ修復の完了しているポンヌフは、パリで最も古い橋とは思えないくらい真っ白でピカピカにきれいで、逆にポンヌフ(新橋)という名前がピッタリ当てはまっていた。

PontNeuf

ポンヌフからパリ発祥の地、シテ島へ渡った。

地図で見るシテ島はなんだか小さくって、いくら交通の便が良い上に攻められても守りやすいとはいえ、わざわざ川の中州に街を作らなくても、と思っていたが、実際に行ってみると結構大きかった。

Cite

しかし、セーヌ川はよく氾濫して、ひどい時はモンマルトルの付近まで水浸しになったってたというくらいだから、シテ島やサンルイ島だって、頻繁に水に浸かっていたはずだ。
もっとも海に比較的近いから、洪水の速度はゆっくりで、石造りの重厚な建物はのんびりと水に浸かって、何日でも水が引くのを待っていたんだろうな。

ポンヌフの隣に架かっているのは、歩行者専用の芸術橋。
アメリがドミニク・ブルトドウに宝物の小箱を返した後のシーンで彼女が溌剌とした表情で渡っていく橋だ。



昼間は橋の上にたくさんの絵描きが並んで、自分の描いた風景画を売り、それを縫うように、観光客がたくさん通って、ルーブル宮やポンヌフ・シテ島をバックに写真を撮っている。

Art2

暗くなって人通りが減ると、若者がグループで所々に集まり、輪になって座りこんでおしゃべりしたり、飲んだりしていた。