独×仏 食文化の違い その1 | ホタル舞う夜の空

独×仏 食文化の違い その1

クリスマスの後から元旦に掛けて、フランスの知り合いを訪ねていた。
そこで非常に面白いと思ったのが、フランス人とドイツ人の食生活の違いだった。


フランス人の食に掛ける情熱には、もう、、、圧倒された。


スーパーマーケットって、その地域の人々の生活に密着しているから、全く違う地方や、外国に行ってスーパーを覗くのってすごく面白い。
ヨーロッパ内の量産店なんてどこも同じようなイメージがあったけど、これがどうして、注意してみると置いてあるものが結構違うものだ。
地理学的に狭い範囲の中に、様々な民族や文化、特に食文化がモザイク状にひしめき合っているんだから、当然といえば当然なんだけど。

今回も、2度ほどCarrefourというスーパーに買い物に行った。
Carrefourはフランス最大規模のスーパーマーケットだけど、安売りの量販店ではなく、販売面積あたりの単価がフランスで一番高いんだとか。
Wal☆Martのような巨大なスーパーマーケットで、食品や日常的な家庭雑貨だけではなく、洋服や本、DVD、CD、カー用品など様々なものが売られている。
食品の棚が並ぶ部分だけでもウンザリするほど大きい。
しかも、もんのすごい人出!

人込みに行くと、30分で行き交う人の流れに目が回って酔って、酸欠で頭が痛くなって気持ちが悪くなる私にとっては、週末の大きな買い物自体が体力勝負の一大イベントなんだけど、このCarrefourはもう、ドイツの大型スーパーとは比較にはならないくらい、ホントに想像以上にすごかった。

しかし、入店してすぐに私とトラちゃんの目を釘付けにしたのは、スーパー備え付けののショッピングカートのでかいこと!

Garage ショッピングカート
それというのも、ドイツのスーパーのショッピングカートは、カゴの下に飲み物のケースが2つ並んで置けるようになっている。
ドイツって環境先進国だから、リユースのガラス瓶詰の飲料がすごく多い。
ミネラルウォーター、ジュース、牛乳、そしてもちろんビール!
普通の家庭は、これらをケースで買っていくのだ。

ドイツビール Prost!

対するフランス
飲み物は、、、ペットボトルが中心?!
少なくとも、ミネラルウォーター、ジュース、牛乳は1度だけ使用しリサイクルに回るボトルだった。
大体フランス人ってビール飲むのかしら?!

飲料のケースを置くスペースが無い分(?)ショッピングカートの底が深くて、見慣れない目には、異様な大きさに映った。

そしてさらに圧倒されるのは、回りの買い物客が皆、その馬鹿でかいカートに溢れんばかりに物を積んでレジに向かう姿だった。


つづく