独×仏 食文化の違い その4 | ホタル舞う夜の空

独×仏 食文化の違い その4

さて、レジに進む前に、乳製品の棚も覗いてみよう。

そこで目にするのは、呆れるほど豊富なヨーグルトやプディングやチョコレートムースなどのデザートの種類、、、。

ドイツ人もヨーグルトはよく食べる。
朝食は、ミュッスリ*という人もすごく多い。
* シリアルとか、カボチャの種とか、ヒマワリの種とか、ドライフルーツとか、新鮮なフルーツなんかを混ぜて、牛乳やヨーグルトを掛けたもの
だから、ドイツのスーパーでもヨーグルトやプディングの種類はたくさんある。
でもドイツのヨーグルトのバリエーションといえば、色んなフルーツのミックスだ。
もちろんメーカーがいくつもあるから、このメーカーのこの味、というお気に入りはあるだろう。
人によっては、Bio(有機農法)製品がイイ、とか、地場産の製品をサポートする、なんかが選択の条件になる。

一方、Carrefourで見たヨーグルトのバリエーションは、、、
さっぱり理解できない。
一つの大きな冷蔵棚が一面、無糖のプレーンヨーグルトでいっぱい・・・(汗)
え、これ、全部味が違うの?だって、プレーンヨーグルトでしょ?
なんて言ったら怒られそう(いや、笑われるか)


フランスでは、美食を追及するために、時間と手間を費やして材料を作り出し、調理する。
そして少々お値段が張ることにひるむこともなく、食にお金を掛ける。

知り合いも言っていたが、フランス人ってエンゲル係数が高いと思う。
少なくとも、ドイツ人よりははるかに高いはず。

Carrefourは決してディスカウントのスーパーでなく、品揃えの広さと質の良さを売りにしているスーパーであるらしいので、直接比較することは出来ないけれど、物価を見ると、食料品などはドイツよりも少々高い。

それにドイツでは、ALDIやLIDLなどをはじめとするディスカウント・スーパーマーケット・チェーンが席巻していて、質よりも、安売り競争が盛んだ。



隣接している国なのに、こうも食生活が異なるというのも、非常に興味深い。


あー、ピスタチオ入りの緑色のヨーグルト、美味しかったなあ~。