独×仏 食文化の違い その5 | ホタル舞う夜の空

独×仏 食文化の違い その5

この間の年末年始ではないんだけど、前回、フランスに行った時のこと。
やはりCarrefourで楽しく買い物をして、その品揃えの豊富さに頭がボーっとなっていた私とトラちゃんは、
ドイツへ買える前に是非、向こうで手に入らない食材を買って帰ろうと一致団結した。

ところが、このスーパーって本当に品揃えは豊富だし、いつ行ってもエライ混んでるし、で、何となくブラブラと買い物が楽しめるような雰囲気ではない。
酸欠で頭はズーンと重たくなってくるし、人の流れで目が回って気持ち悪くなってくるし(って、それはもう書いたか)

大体、いくらドイツでなかなか手に入らないとはいえ、新鮮な魚介類を何時間も掛けて運ぶわけにはいかないし、、、

海原をあてもなく彷徨う椰子の実のようにブラブラしていると、
肉や魚のカウンターの辺りで、イイ匂いがしてきた。

見ると、カウンターの端の方で、卓上コンロを使って何かを炒めている。
フライパンの中には、ぶつ切りにされて、緑色のソースに漬け込まれた物体がジュージューと音を立てている。
匂いからして、たっぷりのニンニクと色んな種類のハーブのソースだ。
その物体は、見たところ白身魚のぶつ切りのように見える。

そして、そのカウンターの下の冷凍ケースには、同じ色形の肉がパックされたものが大量に入れられていた。
どうやら、特価で売り出しているようだ。

これ、どう?
マリネしてある
なんかイイ匂いするし。
冷凍だから車の中でも大丈夫だし、家に着いてから冷蔵庫に入れておけば、翌日くらいにちょうど解凍されてると思うけど。

そうだね、買ってみる?

もうほとんど、えいやってな心境で、パックをつかみ出した。


そして数日後。

今日は、フランスで買ってきたを食べよう!

ということで、フライパンを熱して、パックを開けて、中身をドカッと空けた。

ほらほら、もういい匂いがしてきた~♪

そして、



身じたいは淡白な味。
鶏肉とかみたいな感じ。
だからしっかりと味のついたソースに漬け込んであるのね。

なんか、骨が多いね~。

、、、

って、ちょっと待って、、、

、、、


これって、魚の骨?

魚の骨って、こんな形してるっけ、普通??

V字型、してるよね、この骨、、、こんな魚、いる?

、、、

なんか私、何の肉だか分かったかもしれない。

うん。

、、、

やだああああああああ、やめて、やめて、言わないで

でも言わずにはいられない

、、、


準備はようござんすか?


これって、

もしかして、

、、、


カエル?

ほらほら、後ろ足が、V字型~(笑)




それも、



下半身だけのぶつ切り??


いやあ、どうりで緑色のソースがやけに似合うと思った、、、


いや、ごめんね、カエルさん達。
君たちのせいじゃないんだ。

ただ、君たちを受け入れる心と胃の準備が出来てなかった。
ホントごめん。

でも、きついわ、やっぱ。


いやいや、もちろん、最後まで食べましたよ。