空と甥君 終わり無き・・・ | ホタル舞う夜の空

空と甥君 終わり無き・・・

空もヘタレだけど、甥っ子君(2歳半)も相当のヘタレ。
ヘタレならばヘタレらしく距離を置いてくれればいいのに、私やトラちゃんが傍に居ればすぐに空に近づいてくる。


大人の真似してリードを持ちたがる。
でも犬が恐くて、空に掌をクンクンさせるのは嫌がる。

知り合っても居ない人にリードを握られたら、犬だって嫌に決まってる。


それでも甥君がどうしてもとせがむので、渡してしまった。
これは私の大きな大きな失敗。


リードを握ってすぐに、甥君がリードを空に向かって投げつけた。
その時つけていたリードが、また運悪く巻き込み式のフレキシブルリードで、そのごつい塊を空目掛けて投げつけた!
↓ こういうやつ
そして、これがまた運悪く、空に直撃してしまった。
普段はまもとにボールさえ投げられないくせに

まだうちに来たばかりで、周囲の環境に馴染んでいなかった空は、逃げることさえしなかったが。

今思い出しても、反省、反省、ふかーく反省(涙)

それから数回、甥君に会うたびに空は唸った。

そりゃあ、そんな悪さされたんだから、警戒するのは当然だよね。

でも、空は犬だから、人間に対して唸ることを覚えちゃいけない。
人間に対する恐怖心や警戒心を覚えちゃいけない。
例え人間が先に危害を加えたとしても、もしも人間に危害を加えてしまったら、もう一緒には居られなくなっちゃうから。


それから、空と甥君が会う時には、細心の注意を払っている。

手の甲をそっと出して、空に臭いを嗅がせてあげて
大きな声は出さないでね、空がビックリしちゃうからね
空の前でブンブン暴れちゃだめよ
撫でる時は体だけね
尻尾は掴んじゃダメ


そして、「仲直り大作戦」決行。
空の警戒心を解くために、スナックを甥君から与えさせた。
最初は恐がっていたのに、いや、今でも恐くてスナックを乗せた手を前に出せないくせに、
空が食べるのが面白くって、甥君は必ず「もう一回、もう一回」とねだる。


この仲直り大作戦自体は大成功。


しかし、このスナックを与える、がかえって仇となってしまった。

空は甥君を見ればスナックがもらえるものと思い、大喜びで尻尾を振り振り近づいていく。
彼の手や顔に鼻先をつけてなめたりする。

これが甥君は恐くて、「恐い、恐い」と逃げる。
逃げれば、空は遊ぶんだと思ってしまう。

もちろん、そばに居る私たちにすぐに取り押さえられるんだけど。

私やトラちゃんが空を捕まえていると、気が大きくなってすぐに近づいてくる。


結論、小さすぎる子供には、まだ慣れていない犬にスナックを与えさせない方がイイ。
またしても反省、反省、日々反省。



そんな甥君の最近のお気に入りは尻尾
周囲で大人が皆でダメだって、何度言っても、尻尾を掴む、掴んで下に引っ張る
もう、お願いだからヤメテ

せっかくゴキゲンにクルンと巻いてるんだから、そっとしておいてくれればいいのに、
なぜか甥君は尻尾を掴んでは下げようとする。

トラちゃんも、私も、トラちゃんのお姉さん(甥君ママ)も、大人がみんなして

ダメ、ダメ、ダメ、止めて!

って、何度も何度も言ってるのに、返ってくる言葉は必ず

Warum?なんでー?

そして、ちょっと目を離したすきに、また掴んでる。


男の子って、本当にやんちゃなんだなあ。
いや、やんちゃでない男の子もいるに違いないけど。


彼の場合、まだおもちゃと生き物の区別がついてないみたい。
毎週、ママの友達の農家に遊びに行って、色んな動物見てるのにね、そこんちのラブラドールとも遊んでくるって話なのに。



とにかく、空と甥君の両方から目が離せないので、見ているこっちのストレスがものすごーく溜まる。

だから、最近、甥君の呼ぶ声が聞こえてくると、ゲンナリする。


甥君を溺愛しているトラちゃん一家の前では言えないので、ちょっとココで言わせてください。


やめれって言ってんだろ、このクソガキがーーーーーーーーー!
あたしの空に手を出すなーーーーーーーーー!