ホタル舞う夜の空 -2ページ目

泥で洗髪

ついこの間、そろそろ歯磨き粉がなくなるので新しいのを注文しようと、自然派コスメのオンライン販売サイトを覗いていた時のこと。



↓ 愛用してます。合成界面活性剤も香料も入っていない歯磨き粉。
磨いていても泡立たないので最初の頃は物足りなかったけど、私にとっての最大の長所は、歯を磨いた直後でも味覚がほとんど変わらない点。
それまで使っていた歯医者さんの推薦する歯磨き粉は、歯を磨いた後の味覚の変化がひどいのが辛かった。



そこで、偶然見つけたLogonaのLavaerde
↓とりあえず小さいサイズ、300gのを買ってみた。

クレイの入ったシャンプーじゃなくて、
土そのもの!

界面活性剤を一切使用していない、という説明文に惹かれて、購入してみた。

数日後、小包で届けられた後、早速使ってみた。

コレ、良かったです、とっても。



以前も書いたんだけど、頭皮に吹き出物ができるようになってもう3,4年は経つ。

常にあるわけではないんだけど、ある時はそこいら中にひどいと5,6個所あったりする。
ニキビみたいに化膿したりはしないんだけど、指やブラシが当たると鈍い痛みが走る。
これ、かなり不快。

インターネットで検索すると同じ様な悩みを抱えている人が結構居るみたい。
でも、これといった原因は分からないし、お医者に掛かっても治らないっていう嘆きの声をよく目にする。
私はというと、やっぱり強い薬を出されるのが嫌で、皮膚科のお医者さんに行ったことはないんだけど、
原因はシャンプー、リンス、整髪剤+ストレスに違いない、と(私が勝手に)確信している。


ちょうど一年くらい前になるけど、洗髪の回数を減らし(週に2回くらい)、シャンプーの使用を止めてぬるま湯洗髪やお酢洗髪を試したこともある。

市販のリンスは一切使用しない。

洗い流さないトリートメントのような整髪剤も一切止めた。

結論から言って、頭皮の吹き出物は治ってない。

それでもやってよかったことは、リンスや整髪剤を使用しなくても、髪は痛まないってことが分かったこと。

リンスやトリートメントを止めて数週間は確かに、髪がゴワゴワしたり、ぬれていると手にキュッキュッと絡み付いて指が通らないくらいだったけど、それもなくなった(いや、私が慣れてしまったのかも?)

以前は、洗った次の日は髪が乾燥しすぎてフワフワと広がり、静電気が起きやすかったんだけど、これもなくなった。
今では、洗った次の日も髪が普通に落ち着いている。

理由はすごく単純、普通のシャンプー洗髪と違って、皮脂を根こそぎ取ってしまわないから。

そして、何よりも喜ばしいのは、顔に吹き出物が出来にくくなったこと、出来てもすぐに治るようになったこと。

脱・シャンプーについては、「秘密の化粧品」 サイトでも何度か記事になっている。

脱シャンプーを実践している人の記事なんかを参考にすると、普通のシャンプーで皮脂をきれいさっぱりと洗い流してしまうために、頭皮が過剰な皮脂を分泌するようになっている。
シャンプー剤の使用を止めると、最初の頃は数ヶ月くらい過剰な皮脂の分泌でベタベタするけど、次第に分泌量が減ってきて、落ち着いてくる、とされている。

それを励みに我慢してみた。
っていうか、めんどくさがりな私はもともと頭を洗うのが嫌いなので、大義名分を得て放っておいた(笑)

結局、3ヶ月経っても皮脂の分泌量が減った感じがしなくて、常にサッパリしないし、逆に頭皮全体に鈍い痛みを感じたりすることもあって、それはそれで快適とは言い難かった。

そんな状態を得て、最近では妥協策として、自然派コスメのお店で売られている超低刺激の洗浄効果の低いシャンプーを、低頻度(週1くらい)で使っていた。

↓コレとか

ちなみにこれは、毎日シャンプーしたい人のために、洗浄効果を低くし、低刺激に調合してあるというシャンプー。
本当に洗浄効果が低くって、最初の数回はやたらと量を消費してしまった(←意味ないし)

一番最近使っていたのは、LaveraのNeutralのシャンプー。
アレルギーを持つ人のために、特別に低刺激で合成界面活性剤を使用していないシリーズだ。
(天然の界面活性剤が使用されている)



それなのに、ああそれなのに、頭皮の吹き出物はまだなくならない。

さて、話を戻すと、偶然見つけて衝動買いしたLavaerde。

入れ物の中に入っているのは、本当に土。
さらさらした、白っぽい灰色の、砂場の砂のような土。

これをスプーン3杯分くらいとって、同じくらいの量のお湯を加える。
混ぜるとどろどろして均一にならず、所々に塊ができた。
10分くらい放置してみる。
すると、水分が全体に行き渡って、さらっとしたペースト状になった。

まず髪をブラシでよく梳かしてから、お湯で全体的に濡らし、泥を地肌に伸ばして、マッサージするように地肌を洗う。

使用してみて、感激。
何がいいって、湯シャンプーだと指にベッタリと皮脂がくっついて気持ち悪いのに、
この泥で洗うとサッパリ。

頭皮だけではなくって、顔や体もそのまま洗える。
お湯で洗い流すとしばらく肌がしっとりした感触が残る。
この正体が何ものなのかがちょっと気になるところだけど、でも界面活性剤が入っていないので安心し
て使える♪


自分で書いててもウソ臭いって思うんだけど、まだ2回洗っただけなのに、吹き出物がいきなり減った!
いやいや、何かの偶然かもしれないから、まだまだ油断はできないよ。


しかし、再購入決定。

頭皮の吹き出物、なくなるといいな



空と甥君 終わり無き・・・

空もヘタレだけど、甥っ子君(2歳半)も相当のヘタレ。
ヘタレならばヘタレらしく距離を置いてくれればいいのに、私やトラちゃんが傍に居ればすぐに空に近づいてくる。


大人の真似してリードを持ちたがる。
でも犬が恐くて、空に掌をクンクンさせるのは嫌がる。

知り合っても居ない人にリードを握られたら、犬だって嫌に決まってる。


それでも甥君がどうしてもとせがむので、渡してしまった。
これは私の大きな大きな失敗。


リードを握ってすぐに、甥君がリードを空に向かって投げつけた。
その時つけていたリードが、また運悪く巻き込み式のフレキシブルリードで、そのごつい塊を空目掛けて投げつけた!
↓ こういうやつ
そして、これがまた運悪く、空に直撃してしまった。
普段はまもとにボールさえ投げられないくせに

まだうちに来たばかりで、周囲の環境に馴染んでいなかった空は、逃げることさえしなかったが。

今思い出しても、反省、反省、ふかーく反省(涙)

それから数回、甥君に会うたびに空は唸った。

そりゃあ、そんな悪さされたんだから、警戒するのは当然だよね。

でも、空は犬だから、人間に対して唸ることを覚えちゃいけない。
人間に対する恐怖心や警戒心を覚えちゃいけない。
例え人間が先に危害を加えたとしても、もしも人間に危害を加えてしまったら、もう一緒には居られなくなっちゃうから。


それから、空と甥君が会う時には、細心の注意を払っている。

手の甲をそっと出して、空に臭いを嗅がせてあげて
大きな声は出さないでね、空がビックリしちゃうからね
空の前でブンブン暴れちゃだめよ
撫でる時は体だけね
尻尾は掴んじゃダメ


そして、「仲直り大作戦」決行。
空の警戒心を解くために、スナックを甥君から与えさせた。
最初は恐がっていたのに、いや、今でも恐くてスナックを乗せた手を前に出せないくせに、
空が食べるのが面白くって、甥君は必ず「もう一回、もう一回」とねだる。


この仲直り大作戦自体は大成功。


しかし、このスナックを与える、がかえって仇となってしまった。

空は甥君を見ればスナックがもらえるものと思い、大喜びで尻尾を振り振り近づいていく。
彼の手や顔に鼻先をつけてなめたりする。

これが甥君は恐くて、「恐い、恐い」と逃げる。
逃げれば、空は遊ぶんだと思ってしまう。

もちろん、そばに居る私たちにすぐに取り押さえられるんだけど。

私やトラちゃんが空を捕まえていると、気が大きくなってすぐに近づいてくる。


結論、小さすぎる子供には、まだ慣れていない犬にスナックを与えさせない方がイイ。
またしても反省、反省、日々反省。



そんな甥君の最近のお気に入りは尻尾
周囲で大人が皆でダメだって、何度言っても、尻尾を掴む、掴んで下に引っ張る
もう、お願いだからヤメテ

せっかくゴキゲンにクルンと巻いてるんだから、そっとしておいてくれればいいのに、
なぜか甥君は尻尾を掴んでは下げようとする。

トラちゃんも、私も、トラちゃんのお姉さん(甥君ママ)も、大人がみんなして

ダメ、ダメ、ダメ、止めて!

って、何度も何度も言ってるのに、返ってくる言葉は必ず

Warum?なんでー?

そして、ちょっと目を離したすきに、また掴んでる。


男の子って、本当にやんちゃなんだなあ。
いや、やんちゃでない男の子もいるに違いないけど。


彼の場合、まだおもちゃと生き物の区別がついてないみたい。
毎週、ママの友達の農家に遊びに行って、色んな動物見てるのにね、そこんちのラブラドールとも遊んでくるって話なのに。



とにかく、空と甥君の両方から目が離せないので、見ているこっちのストレスがものすごーく溜まる。

だから、最近、甥君の呼ぶ声が聞こえてくると、ゲンナリする。


甥君を溺愛しているトラちゃん一家の前では言えないので、ちょっとココで言わせてください。


やめれって言ってんだろ、このクソガキがーーーーーーーーー!
あたしの空に手を出すなーーーーーーーーー!






引きずりリード・トレーニング

空が来て2ヶ月。

私達の住んでいる辺りは小さな町の外れで、すぐに農地が広がっているような所なので、散歩している犬はほとんどオフリードだ。

実は、空もうちに来てから1週間後くらいからは、既にオフリードで散歩していた。
ところが、2,3週間経った頃から、場所に慣れてきたせいか、私をなめ始めたのか、いきなりダッシュで走り出して、勝手に遊ぶようになった。

それで、このまま増長させちゃいかん、ということでSchleppleine(ロングリードっていうのかな、単なるロープなんだけど)でトレーニング中だ。
躾本なんかにも必ず紹介してある5mか10mくらい(師匠から譲り受けたのでよく分からない)のリードで、犬にある程度の自由を与えつつも、勝手に突っ走ることができない。

↓ こんなヤツ
このリード、ドイツ語で「引きずりリード」って呼ばれているだけあって、常にダラダラと引きずられている。
草むらの水分を吸収した後、砂や土の上を引きずられたリードは、掴むのを躊躇するくらいにきちゃない
例えるならば、片栗粉をまぶして溶き卵に通した後パン粉をつけた、下準備終了のトンカツのみたいにずっしりと重く、さらには手の中でボロボロとが落ちて行く。

リードを握る人間だって大変なんだよ、空、聞いてる?

ロングリードを使うようになって1ヶ月。そろそろオフリードで歩かせたいのは山々だけど、一通りのコマンドには反応するようになったんだけど、小鳥やカモを見つけて追いかけ始めると、夢中になってしまって名前も来い!のコマンドも耳に入らない(← というよりも、わざと聞こえない振りをしているっぽい)ので、もう少し様子をみるかな。


持ってきて、しかも、食べる空(笑)

さて、ある日、とあるWebサイト「アイラブペットネット 」の特集記事を読んでいた時に閃いた。
↑ここのところちょくちょく覗いてます。トレーニングのアイディアやヒントが満載で楽しい。

Appotierbeuteにフードを入れて、持って来いの練習をしてみよう。

持って来ない限り、ご飯が食べられない。
もう君のしたいようにはならないよ、君も年貢の納め時だな、空。
ふふふ ←意地悪

最初の数回は、イソイソとハウスに持ち帰り、ガジガジと噛みまわしてた空。
フードが入っていることは分かっているので、グルグル回しながら臭いを嗅ぐけど、もちろん取れない。
チャックを開け閉めする様子を注意深く観察していた空は、チャックの取ってについている布をガジガジかじり始めた。
やばっ、開けちゃうかもしれない。それじゃあこっちの完敗じゃないの。
ま、それも面白いけど(笑)

Nein!Komm!Na, komm schon!Nein!Neiiiiiiiiiiiiin!

そんな焦りもあって、一層大きな声で叫びつづけていると、
何と空がBeutelを口に咥えて持ってきた!!!!!!

あの時の感動は、もう、絶対に一生忘れられないと思います(涙、涙)←おおげさ

でもまじで、初めて、本当に初めて空が物を私のところまで持ってきた瞬間だった。

その後は呆気ないほどスムーズで、いまだに1回くらいは何を思ったか、ハウスに持ち帰ってガジガジしたりするんだけど、
ほとんど私のところまで直行で持って来るようになった。

それでは映像でお伝えしましょう(写真だけど)



ご飯の時間だよ~。
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ほらね、フード入れるからね。
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Sitz!
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はい、オスワリして。

そっぽ向かないの、はい、集中して~



Bleib. 
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待て、だよ、待て。





Fang! Fang das Maeuschen!
捕まえて、ネズミちゃん捕まえて!






Bring hier, bring hier, schnell schnell!!!!
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ここに持って来い、持って来て、早く、早く!






Priiiiiiimaaaaaaa, Danke, Danke, fein, toll, guuuuuut, guuuuuuuut, gutes Maedchen!!!
(誉める時は、大げさなくらい感激を示してたくさん誉めてあげましょう。引用:そこいら中にある犬の躾本およびWebサイト)




イイ子だね~、ありがとう☆



Sitz!Nimm.
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オスワリ! さあ、食べて、食べて



適当なところでBeutelを取り上げ、チャックを閉めて、また繰り返す。


Bleib!
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Fang das Maeuschen!




Bring hier!
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Guuuuuuuut, Priiiiiiiiiimaaaaaaaa, fein!!




Sitz, und nimm!
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もうコレがね、ホントにおんなじ犬?ってくらい、ドライフードをガリガリバリバリよく食べるんですわ。
面白いくらい。
あ、でもやっぱり比較的柔らかいフードを真っ先に食べて、硬いのは最後まで残ってるんだけど。


あの食べさせるのに手を焼いた日々は何だったの?って感じで。
やっぱり、動いてるものを捕まえて食べるってのが、野生の本能を満足させるのだろうか?
空は狩猟本能強いしね。
(↑小川でまったりと過ごしているカモのご夫婦を驚かせて飛び立たせて追いかけ回すのが2度目の飯よりも好き)

空も楽しそうだし、私も楽しいし、お互いにストレスフリーなので、しばらくこれを続けるつもり。
今度は外でやってみようかな。

最後に、フードを食べ終わったらデザートの時間。

空の大好きなOchsen Ziemerの小さな欠片をBeutelに入れて、
OchsenZiemer:これを好きでない犬はない、と言われる牛の内臓(かな?)を乾燥させたスナック(←すんごいキョーレツな臭いがする)で、時間を掛けて噛むので歯にイイというもの


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よござんすか、Ochsen Ziemer入ります!




Bleib!
待て。見ちゃダメよ。





隠します。
appo12
隠してる、、、?



そして、


Such! Wo ist das Maeuschen? Such, such!
探せ!ネズミちゃんはどこ?探して頂戴!




狭いアパートメントなんで、あっという間に見つかる。
でも一人では見つけられない、、、(汗)




Maeuschenを見つけて得意げの空。
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Suuuuuuuuuuperrrrrrrrrrrrrrr!
(誉める時は、以下略)
 


Nimm!

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はーい、デザートですよ~。




Haus!
ハウスで大人しく食べてね~。





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すげー、うれしそうだし(笑)




持って来ない空



空は、おもちゃでもなんでも動いているモノに素早く反応して追いかけて捕まえるのが大好き。

↓ こんなのなんて、見せた瞬間にいきなり興奮して飛びついてきたりする。要注意。
↓ コングも大好き。あっという間に縄を噛み切られた。
投げるとそりゃあもう夢中になってに追い掛けて捕まえるんだけど、絶対に返してくれない。

それどころか、逆に離れたところへ持って行ったり、自分のハウスに持ち帰ってガジガジするのが何よりの楽しみ。
そのくせ動いてないモノには興味がない ← 1人では遊べない ← 人間が回収したり取り上げたりしてまた投げてやらなくてはならない
という厄介な習性を身につけていた。
そのことを何度も何度も師匠相手に愚痴っていたら、彼女がこの道具を貸してくれた。

最近の欠かせないアイテム:

Appotier Beutel ! あぽてぃあ・ぼいてる 直訳すると「持って来い袋~(ドラえもん風に)」

これ、私の犬飼い師匠である友人が貸してくれたもので、Appotieren持って来いを練習するための道具。

この中に、犬に見せながら大好物のスナックを入れて咥えさせてから口から放させたり、投げて持ってこさせる練習をするもの。

犬が自分では開けることができないところがミソで、人間のところに持ってこない限りは大好きなスナックが取れないという仕組み。
彼女の黒ラブも最初の頃全然おもちゃを持ってこない、返してくれない、という状態だったので、コレで練習した、とのことだった。

さっそく師匠が教えてくれた通りに、まずはNimm(取れ:口に咥えてみ)→Aus(出せ:それ返して)の練習からはじめるものの、
もともと動かないモノには興味の無い空。
↑ティラノザウルスみたい
ふいっとそっぽ向いて無視。

そこで空の目の前でBeutelを揺らしてみる。

と!

食いついた!
危ない危ない、指まで持ってかれるかと思った。

空がBeutelを口から放したら、誉めてBeutelのチャックを開けて、スナックのご褒美。

そんなことを何度か繰り返すも、どうも空さんたらこのトレーニングそのものの意味をまったく理解していないらしい。

なんでBeutelを噛まされるのか、
なんでBeutelを投げてもらえないのか、
なんでBeutelをハウスに持って帰ってガジガジさせてもらえないのか、
なんで誉められるのか、、、?


もう、NimmもAusもまったく耳に届いていない様子。
自分の動作と命令に関連性があるということにまったく気付いていないらしい。

そんなで、お互いに面白くも何ともないので、しばらく放置していた。


ハンスト・空

ドライタイプのドッグフードをあんまり食べたがらない(贅沢モン)空。

里親探し団体の一時預かりでは缶詰(ウェットタイプ)のドッグフードや手作りフードを与えられていたらしい。


ドライフードは必要な栄養素がミックスされているので簡単な上に、歯にも良い。
値段もピンキリだし。

それに、、、缶詰のフードはゴミがやたら出るのが嫌なんだよな。

というわけで、人間の都合で我が家はドライフードに決定!(ごめんな)



しかし、どうも食い付きが悪くって毎日大変だった。

おもちゃで騙しておびき寄せ、Napf(器)まで連れて来ても、またハウスまで逃げ帰っちゃったり。
空も段々学んできて、おもちゃではおびき出されなくなって来るし。

↓ こんなのとか

↓ こんなにオシャレなのじゃないけど(しかもずっと安いし)、スタンドも買ったのに~(涙)

さすがに大好物のチーズには抗い難いらしく、これで誘い出すのはいまだに有効。
でも、食べ始めたので安心して放っておくと、
数分で物足りなさそうな顔をしながらこっちに来る。
器を見ると、きれーーーーーにチーズだけを選り分けて食べてしまっている。


食べなかったら器をすぐに取り上げるっていうのも何度もやってるんだけど、
もともと食い意地がはっている方ではないので、
そんなの全然ヘーキよ、ふんっ
て顔をされて、こっちがアホみたいな気がしてくる(怒)


まあ、1食抜けばさすがにお腹も空くらしく、それから数回はちゃんと食べるようになるんだけど、数日経つとまた食べない。
この繰り返し。
毎回フードを与えるこっちのストレスも溜まる一方。
それは空も同じらしく、最近はNapfの場所を避けて通るようになってきた(汗)

犬飼師匠に教えを乞うも、彼女のラブラドール2頭は、食べ過ぎることはあっても食べないことは天と地がひっくり返っても有り得ないのでお手上げ(笑)

もう手作りしちゃおうか、とか思い詰めたりもするんだけど、
これにはトラちゃん大反対。

もちろん、自分が作りたくないから。
日頃、手作りフードに慣れさせておいたら、いざと言う時にハンストするのは日を見るよりも明らかだもんね。

こんなんだから、「ご飯の時間だ」って思うたびに、私は憂鬱でため息、空はハウスに立て篭もり、絶対に動かない構えでこっちを見据えているっていう日々が続いた。



ぜーーーーーーったい、
食べないんだもんねーーーーーーーーー、だ。

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↑ すみません、捏造です(懺悔)。
これは、ハウスから「フラウヒェン(Frauchen飼い主)何してるのー?」と目だけで追っているところです。

空とタンクトップ


避妊手術のその日は、↓こんな感じで、私に近づいてこようともしないで、キューキューと小さな声で泣いては部屋の中をウロウロ歩き回り、安心してじっとしていることができないみたいだった。
それを見ながら、私は一体なんてことをこの子にしたんだろうかと、ずいぶんと罪悪感に苛まれた。


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どよ~~~ん



翌日は一日中寝てばっかりで、大丈夫かいな、と心配な反面、いやあ楽でいいなあ、静かだし、なんて思ったりもして(←意地悪)




しかし、二日後からは元気も戻ってきて、退屈してPCに向かっている私の顔を見に来るようにまでになった。


Was machst Du denn?
Spiel mit mir! oder streichele mich!!
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遊べ!じゃなきゃ、撫でれ!


空が元気を取り戻してくれて嬉しいのはもちろんだけど、そうなるとそれはそれで大変で、
ちょっと目を離したすきに、着せてあるタンクトップの肩紐を食いちぎられる、手術で切ったあとをなめようとする、足で掻こうとする。


まあ、病み上がり(?)でかわいそうだし、退屈するとろくでもないことしそうなので、しょうがないから時々遊んでやる(←ウソ、自分が遊びたいだけ)

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きゃーきゃー。










あ!
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おまっ

まーた食いちぎったなーーーーーーー!(怒)









ひゃー
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ごめんなさい、ごめんなさい、もうしません!!(←ウソ)




これ以上短くなったら結べなくなるんから、もう食いちぎっちゃダメってアレほど言ったのに!
空がこの間食いちぎったおもちゃの紐で結んでおくからね。
紐が細いからちょっと痛いかもしれないけど、どうせあと一日だけだから。
大体、業自得だからね!!!!
クドクドクドクド・・・・







ふんっ
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んなの、知ったこっちゃないよーーーーーーー、だ。


出た、空の必殺技「そっぽ向き」!

コマンドやトレーニングが気に入らなかったりすると、やられます、コレ。
空ったらかなり石頭なんだって(トレーナーさん談)

いや、二日目くらいから分かってましたけどね(爆)



写真で見ると食い込んで痛そうだけど、結構ゆるかったんですよ、ホントは。

おねむの空



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撫でられるの大好き~。





あ、ちょっと、なんか眠くなってきた、、、。






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おやすみぃ zzz・・・






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空さん、白目出てますけど?

グリル日和

4月は、April Wetter という言葉があるくらいに天気が変わりやすく、またその変わり方が激しい。
例年ならば。

晴れたかと思えば、一瞬のうちにどんよりとした雲が空を多い、雨が降ったり雹が降ったり、雷がなったり、雪が降ったり。
そうかと思うと、またウソのように雲ひとつない青空が広がってピカーっと太陽が輝いたりする。

今年はどういうわけか、ほとんど雨が降らず、晴天続き。
気温も上がり、4月だというのに連日20度を越えたりして、早くもグリル・シーズンが解禁!となった。

というわけで、我が家(?)も、トラちゃん両親宅のお庭の隅の方の小さなコーナーをお借りして、今年のグリル始めを行った!
晩御飯作るのが面倒だっただけなんだけど(笑)



↑ こんな感じ。




万が一、食べられそうな物(←肉!)が落ちてきた時に備えて、万全の構えで控えている空。

私のお下がりのタンクトップ、着てます(笑)
避妊手術をして、抜糸をする前日だったんですね。
肩紐を何度も食いちぎられて、結びなおした形跡が、、、






ねえねえねえ
Grill03
それなーに?
チキン?
空ね、チキン大好きなの。
ちょっと頂戴、ねえ、ちょっとだけ(ぶりぶり)♪









あああああ!
Grill04
全部ひとりで食べちゃうのーーー?
ヤダっ見てられないっ









ん?それは何?
Grill05

・・・ソーセージか。
ソーセージって混ざり物が多いからホントはあんまり好きじゃないんだけど。
まあいいや。
ちょっと頂戴。

ねえねえねええええ、ちょっと頂戴ったらっ(怒)











ああああああああああ、
Grill06
また全部ひとりで食べちゃうのーーーーーー?(うるうる)



Warum?

トラちゃんの甥っ子(もうすぐ3歳)の最近の口癖は

Warum? どうして??

もうとにかく何か一つ言うたびにWarum?と返ってくる。

去年のクリスマスの時には単語を並べるだけだったのに、今年の初めには主語と動詞のあるちゃんとした文章を発するようになった。
もう毎日毎日、砂が水を透過させるように、周囲の大人が話す言葉をどんどん吸収して、しかもセンテンスを丸ごと覚えたりして、すぐに何度も使っては覚えていく。
子供の学習能力って本当にすごい。

だからこっちも分かりやすく、省略したりしないで事実をできるだけきちんと説明するように努力する。
まだ集中力がなくって、説明や単語が難しすぎるとすぐに興味を無くしてしまうので、分かりやすい言葉を選ぶのに大人も必死。
そうしてようやく一つを説明し終えると

Warum?

このたった一言で、周囲の大人はまたしても必死で言葉を探しながら話しつづけるのだ。

ごめん、あたしもう疲れてんだけど。
大体においてこっちはつたない第2外国語で一生懸命話してるってのに。


大人達がすぐに反応して話しつづけるのが楽しくって、自分への関心を集めるために言ってるのかもしれない(笑)
まあ、それでもいい。

ある日曜日の昼下がり、トラちゃん両親宅テラスで午後のコーヒーとケーキを楽しんでいた。
お庭をきれいにしているので、空(うちのワンコ)が荒らしたりしないようにリードにつないだままにしていた。

そこへ甥君

Warum Ku angebunden ist? どうして空はリードにつながれてるの?

甥君の疑問文は副文になっていることが多い。
彼が何かを聞いた時に、周囲の大人が質問内容を繰り返して聞き返す時に副文にするので、そのまま使ってるのだ。


空が庭に入らないようにね。

Warum?

空が庭を壊したら、おーぱ(Opaおじいちゃん)やおーま(Omaおばあちゃん)が悲しくなるからよ。

Warum?

おーぱもおーまも一生懸命お庭をきれいにしてるでしょ。

しかし、そうやって甥君と話をしているちょっとの隙に、空がテラスから庭に入ってしまった。
庭の草の部分に寝転んだだけなんだけど、掘られたりしたら困るので、テラスに引き戻した。

Warum? どうして空は庭に入っちゃいけないの?

(またかいっ)もし空がお庭を壊したら、おーぱが悲しいでしょ。

そんな会話をしているところへ、席を外していトラちゃんパパ登場。

すると甥君、間を空けずに叫んだ。


おーぱ、おーぱ!

空がね、庭に入ったよ!!!



私+トラちゃん+トラちゃん姉(甥君ママ)、唖然。

もう言葉も出ない状態(笑)

告げ口するな、このク○ガキ!!

っていうか、いっつも悪さしてはおーぱに叱られてるの、バレバレだから、君(笑)

2歳児は悪魔とか怪獣とか言われるみたいだけど、それをつくづく実感した春の午後だった。